ブリタニアン・アベンジャーズ ~新春特別編 “魔女の野望再び”

※ 1/19 15:30追記 English below:

誠に申し訳ありませんが、都合により本イベントの開始時間を23:00~とさせていただきます。 皆さまにはご迷惑をお掛け致しますが、ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。

Please note this event will be started at 23:00 JST. We apologize for any inconvenience caused by this change.

EM Asiantam

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「Vasculioはどうなんだい?」

ブリタニア中のメイジというメイジの肖像やプロフィールがところ狭しと並べられ、うず高く書籍が積まれたテーブル越しにゴドフリーはダニエルに問うた。先日の評議会では魔女への協力は継続することで彼女らを監視下に置きつつ、V、そしていずれは E の頭文字を持つメイジを探し出すことが可決されたが、それにしても膨大な数だった。Anon、Dryus Doost、Nystul、Tyball に V と E が加われば A D V E N T か。アノンのやつ、しゃれたことをしやがって。

「可能性がないわけではないけれど、当時のサーペンツと今のサーペンツでは地形がまったく変わってしまっているんだ。かつてのスカルクラッシャー山にあたりをつけて、アンデッドとなって彷徨うVasculioを見つけ出すのは不可能に近い。それなら消去法で他のメイジを当たったほうが早い。」

「じゃあVardionは?」

「あのMordraの孫だね? 実は本名ではない。本名はMorduin、暗き炎という意味さ。もっともアノンが本名に拘っていたかどうかはわからないけど。」

「うーん。残るは Vasel くらいだが、こいつは小物だぜ?」

一連の作業に飽きたのを隠そうともせず、ゴドフリーは手元のカードを弄び始めた。ダニエルに引かせたカードが傍らに伏せられたまま置かれていた。

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どうも様子がおかしい。まだ生まれたての弱々しい太陽は、耳たぶから喉元へ不器用に刃をあてがったかのような傷跡を洗面所の鏡に映し出していた。大理石のシンクには血のついた髭剃りの替え刃が落ちている。昨晩まではなかったものだ。

あれは夢だったのだろうか? 耳元で囁く悪魔の熱い吐息と獣のような臭いを思い出し、王は吐き気を覚えた。

いくら眠っても疲れが取れない。水差しの水をカッパー製のタンブラーに注ぐといっきに飲み干し、ベッド脇に無造作に脱ぎ捨てられた、まるで夜露を吸い込んだかのように重いマントと、泥のこびりついた靴に目をやった王はひとりごちた。


「サタンよ。お前の企みはわかっている。だが、お前がブリタニアを手中にすることはない。絶対にだ。」

王は意を決したように立ち上がると、ポケットの中の合成ムーンストーンの欠片に指先で触れて、それがそこにあることを確かめた。かつて、エセリアル虚空間にエクソダスを閉じ込めるために用いたものだ。自分もろとも。

朝もやのたちこめる厩舎へと向かうと、心配そうに見守るヘクルスに王は一言だけ短く言った。

「留守を頼んだぞ。」

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日時:1月19日(土)夜10時より開始
集合場所:サーペンツホールドのカウンセラーギルド
(六分儀座標: 153o 11′S, 115o 44′E)
※当日はニジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置します。

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