親愛なるブラックソーン陛下
この度はザー女王をブリタニアの九街憲章の署名式という栄えある式典にお招きいただき、 ありがとうございます。 ぜひ、 出席させていただきたく存じます。
また、 テルマー国営ブラックロックR&D施設へのご関心、 誠にありがとうございます。 当日はザー女王自らご案内させていただくご意向です。 また、 ブリタニアとテルマーの協力協定に基づく、 ブリタニアからのご支援の申し出につきましても、 大変ありがたく存じます。 当日は設立の経緯や施設の概要をご説明させていただきながら、 いずれの分野のご支援の可能性についても議論させていただきたく存じます。
略儀ながら以上を持ちまして、 日程確定のご連絡とさせていただきます。当日は何卒よろしくお願い申し上げます。
~テルマー王室秘書官
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「な、 きな臭いだろう?」
ブンドールは傍らで一心不乱にスコーンを頬張る女性に声を掛けた。女性は最後の一口を甘そうなミルクティーで急いで流し込むと、 声を掛けた男に向き直って答えた。
「なぜ、 今のタイミングでブラックロックなのかしら? それにしても、 よくこんなものを手に入れたわねえ。 」
ブンドールは彼女の疑問に答える代わりに、 にやりと笑った。
「協力協定がありながら、 ブリタニアへの事前の情報開示はほぼ無かった。 ただし、 リソース的には相当困窮していると見えて、 ブリタニアからの支援の申し出に飛びついた格好だろう。」
レディ・マキアベッリはしばし、 腕を組んで考え込むと口を開いた。
「誰かがいるわね。」
ブンドールは頷いた。
「その通りだ。 フェローシップはブリタニアを去ったかもしれないが、 ガーディアンが去ることはない。 ガーディアンは……」
「アバタールの影だから。 でしょう?」
晩秋の風がろうそくの炎をかすかに撫でると、 壁に映る二人の影がぐらりと揺れた。
日時:
11月13日(金)22:00~
集合場所: ブラックソーン城 / 王の居室傍
⇒ 当日はルナ、 ニューヘイブンよりブラックソーン城までゲートを設置します。
◆ 九街の首長、 すべての市民の皆さまは当式典に招待されております!
⇒ ザー女王をお迎えするにあたり、 各街首長は簡単なご挨拶をご用意ください。
⇒ なお、 今回は贈答品は辞退されるとのことですが、 パフォーマンス、 詩、 音楽などはその限りではありません。 ぜひ、 首長、 あるいは市民の皆さまより、 ブリタニアの素晴らしい『文化』を女王陛下に献上する機会としてください。 ジャンルは問いません。
◆ 戦闘準備の上、 お越しください。
◆ 九街の首長、 すべての市民の皆さまは当式典に招待されております!戦闘準備の上、 お越しください。
◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません! 貴重品はなるべく持ち込まないよう、 お願いします。
◆ 円滑なイベント進行のため、 皆さまのご協力をお願い致します。