サンタを探せ!

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もうクリスマスは目前です。
すぐにでも出発しなければ、世界中の子どもたちへのプレゼントの配達が間に合わなくなってしまいます。
ところが困ったことに、サンタがふらっと出掛けたきり、一向に戻って来る気配がないのです。
9頭のトナカイたちは角をつきあわせて相談します。

「どうだい? 俺たちでひとっ走り街まで行ってサンタを探して来ようじゃないか。」

Prancer(威勢のいい)が言えば、目にも留まらぬ速さでComet(彗星)が賛同します。
Vixen(口やかましい)は脚を踏み鳴らして踊るDancer(踊り手)を叱りつけると、やみくもに突進したところで無意味だと言います。
それを聞いたDasher(突進者)がすごすごと戸口から戻って来ます。それをおせっかいなCupid(キューピッド)がなぐさめます。
Donner(雷)とBlitzen(稲光)は今年こそどちらがより強くて速いトナカイなのか、決着の時をじりじりしながら待っています。

そんな仲間たちの様子を見て赤鼻のRudolphは言いました。

「じゃあ、1頭ずつ出掛けてサンタを探すことにしよう。24時間で戻らなければ2頭目、48時間後に3頭目が出発することにしよう。」

Rudolphが言い終わらないうちに、Prancerの姿が消えていました。
24時間後にはCometが、48時間後にはVixenが続きます。72時間後、96時間後とトナカイたちは次々に出掛けて行きましたが、最後までどちらが先に行くかけん制し合っていたDonnerとBlitzenすら、とうとう戻って来なかったのです。

「どうしたんだろう。みんな、事件にでも巻き込まれてしまったんだろうか。」

自分が失敗すれば、世界中の子どもたちの今年のクリスマスは確実になくなってしまうでしょう。
最後の1頭になってしまったRudolphはただ、ただ途方に暮れるばかりでした。

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日時: 12月22日(木)夜10時より開始
集合場所: ロストランド雪原
※ 当日EMホールより現地までゲートを設置します。

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