「ブンドール！」
夜を切り裂くような女性の鋭い声とともに、タウンクライヤー紙の事務所兼印刷所のドアが激しくノックされた。ブンドールはインクですすけた壁の古時計をチラリと見ると、まだ朝刊には十分に間に合う時間であることを確認してほくそ笑んだ。
ランタンを手に階下へと続く狭い階段を降りる間もノックは鳴りやまない。マキアベッリのやつ、よほど大きなネタをつかんだと見える。
「今行くよ！」
ドアを開けた途端、マキアベッリの体がブンドールの方に倒れ込んで来た。妙な感触を覚えてマキアベッリの体を支えた自分の手を見たブンドールは目を疑った。彼の手には血がべったりと付いていたのである。
「モンスターにインストールされているのはKillというプログラムだけだ。Not kill、という選択肢は彼らにはないんだよ。」
王の言葉に何故かきまりの悪さを感じて、デュプレはそっと顔をベランダの方に向けた。決して紅葉することのない王宮の庭のシーダーの木が、灰色の空の下で物憂げにデュプレを見返していた。
「モンスターに情けは無用と、そうおっしゃりたいので？」
王は少しだけ微笑んだように見えた。
「そう、姿形が女性であってもだ。」
日時：11月9日（土）夜10時より開始 場所：ブリテイン市民広場（六分儀座標： 7o 54′S, 11o 10′E） ※当日は二ジェルムEMホールよりゲートを設置します。
◆ チャットチャンネル 22nd Live にお入りください。 ◆ 戦闘準備の上、お越しください。 ◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません！ 貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願い致します。 ◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。 - イベント進行の妨害、かく乱行為。 - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。 ◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう！
