Yewの異常気象(イベント)

王室広報官です。

今回はYewのエルさんから、海洋調査の協力依頼が来ております。

詳細については当日話されるそうです。

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◆開催日時:12月22(金)    22時00分 
◆集合場所:ブリテイン広場
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注意事項:
◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
 - イベント進行の妨害、かく乱行為。
 - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

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プロローグ

 

ここはYewの海沿いにある一軒家。

エルという名の若者が気象観測を行っている場所である。

彼は学者ではないが、その実力はライキュームの実力者からも一目を置かれていた。

今は研究発表の時期であり、エルは気象に関する論文作りで忙殺されていた。

 

「エル、ちょっと来てくれなきかしら?」

 

声をかけてきたのはアン。幼なじみの縁で観測を手伝ってくれている。

 

「論文で忙しいんだよ、それほど重要なことでも?」

「昨日からの水温上昇が異常なの。ちょっと見てよ」

 

冬は水温は低下していくのだか、今年は下がるどころか上昇傾向であった。

 

「そんなに上昇したのか?見せてくれないかな」

 

エルは筆をとめると、アンが持ってきたビーカーに入った水温計に視線を移した。

 

「24度?あり得ないだろ」

 

この時期の平均水温は17~18度だが、昨日は20度であった。

最近水温は上昇傾向であるが、今日の数値はあり得なかった。

水温計の故障を疑ったエルは予備を手に持ち、海に向かった。

 

「私もおかしいと思ったから計り直したの、でもやっぱりその水温なの」

 

この時期の風は海から吹くことが多いため、水温が高いということは、気温も高くなる。

 

そろそろ雪が降りだしてもよい頃なのだが、北から暖かい風が吹くという、異常な気候になっている。

 

「アン、これは海を調査する必用がありそうだ」

 

エルは険しい表情で口を開く。

 

「漁師さんにお願いしてくるね」

 

アンは告げると漁師のところへ向かった。

 

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数日後、調査団が結成されて海洋調査を開始することになった。

 

「皆さん、集まってくださってありがとうございます」

 

エルは調査内容を漁師に告げると、組合長が口を開いた。

 

「これは俺たちにとっても死活問題だから、喜んで協力させたもらうよ。このままじゃ魚が獲れないからな」

 

海水温が上昇している関係で、この時期に獲れる魚が減っているのだ。

漁師達にとっては死活問題である。

 

今回調査に参加した船は3隻。

出港して数時間経過、水平線が大気の揺らぎで見えづらくなってきた。

同時に気温も上昇し暑くなっている。

 

眼前の光景を不思議に思った組合長が双眼鏡を使ってみてみると。

 

「なんだあれは?」

 

続いてエルも双眼鏡を使うと。

 

「なんであんなところにファイヤーエレメンタルがいるんだ」

 

そこにいるのはファイヤーエレメンタルと思われる集団であった。

ウォーターエレメンタルがいる海域に、何故かファイヤーエレメンタルが。

しかも、大量に。

さらに、海上にいるため動けないようだった。

 

「状況が理解できない。とりあえず我々では対応できないな。。。」

 

エル達は助けを求めるため、Yewに戻るのであった。