ブリタニアの未確認生物 – Part 3.

ビリーは草むらの中に、にわかには信じがたいものを発見してその場に立ちすくんだ。 胴体から無残に切り離されたかのようなそれは、まぎれもない彼自身の左腕だったのだ。 見覚えのある二の腕の傷は若かりし頃、彼の羊たちを襲ってきたオオカミの群れに、ピッチフォーク一本で立ち向かったときに受けた傷だ。どうにかオオカミたちを追い返して家に帰ったビリーはルースに傷口を見せた。彼女はあまりの傷の大きさに一瞬息をのんだかに見えたが、手際よく薬草をきざんたものを傷口に塗り、包帯を巻いて手当してくれた。続いて手渡されたせんじ薬を飲んで、ほどなくビリーは意識を失ったが、傷は翌日にはうそのようにふさがっていたのだった。そして何よりもその左手の薬指にはまぎれもない、 ビリーとルースがかって永遠の愛を誓った証の結婚指輪がはめられていたのだった。 どうしてこんなことになってしまったのだろう。ビリーはいまいましげに舌打ちすると、左腕を拾い上げた。浮気をして家出した事実は認めるが、この自分をカエルの姿に変えるなど言語道断だ!かなり前からルースが魔女ではないかという疑いは持っていた。そしてある日、闇にまぎれて出かけて行くルースのあとをつけたビリーは、彼女が怪しげな集会に参加しているのを見てしまったのだ。それはその昔ブリティン図書館で見た古い本の挿絵にあった、魔女集会そのもののように思えた。 もちろんすべてがルースの仕業だという確証はないが、彼をカエルにしたのがルースであるならば、彼を元の姿に戻すのもまた、ルースしかいないように思えた。体の一部があれば何とかなるかも知れない。ビリーは拾った左腕を大事そうに抱え、拘置所のルースに面会するために、シェリフ・オフィスへと向かって行った。


日時:7月23日(土)夜9時開始 集合場所:ニュジェルムEMホール ※ブリ第1銀行西側の直通ゲートをご利用ください。

あじたんからのお願い: ◆ イベントチャンネル #Tamchannel にお入りください。 ◆ 戦闘準備のうえ、お越しください。なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。 ◆ ラグ軽減のため会場を数か所に分けての戦闘を予定しています。 ※ 会場の移動は自由です。自己責任でお願いいたします。 ◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、   イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。   - イベント進行の妨害、かく乱行為。   - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。 ◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう! ◆ RP中はRPキャラクターの周りを空けておいてね!